安価だけど高性能。各種センサーとBluetoothビーコンでビジネスを近未来的に快適に。

子供の頃に思い描いていたアレコレがデジタル技術で現実のものになり、やがて当たり前に。ますます便利になる世の中ですが、皆さんはこれからの未来をどのように想像していますか。

ARやVR技術を始めとする近未来技術にワイヤレス充電はもはや当たり前になりましたね。自動運転技術も成熟し、世界最大手の通販会社ではドローンによる配送を模索している昨今、日本では翌年にオリンピックを控え平成から令和へと年号を変えた2019年ですが、突飛なアイデアではなくとも感嘆する技術や機能を持った商品やアイデアが続々登場しています。

そもそも昨今の技術革新の背景には「センサーで感知する」という技術があります。
前述の自動運転やドローンでは障害物との距離を計測して衝突しないように位置センサーを採用していますし、スマートフォンもすべての機種で加速度センサーを採用して傾けるだけで縦横を切り替えています。その他温度センサーはスマート家電でエアコンの遠隔操作に。様々なセンサー技術は私達の生活の中に溶け込んでいます。

「それらセンサー技術をもっと身近に利用できないものか」というコンセプトのもと、周辺機器製造販売大手のサンワサプライ社からBLE Beacon / iBeacon が登場しました。今回はその BLE Beacon / iBeacon について同社の担当者様より詳しく説明していただきましたのでご紹介します。

今回ご紹介いただいたビーコンは

圧力検知、加速度検知、位置情報検知、温度・湿度センサーの4種類。

圧力検知ビーコンでは感圧板との組み合わせることでセンサーの上に物が乗せられたとき、押されたときなどに反応し信号を送信する機能を持っています。

加速度検知ビーコンは皆さんお持ちのスマートフォンで採用されている加速度センサーと同じように設置物の傾きや動きを検知し信号を送信します。

位置情報検知ビーコンは一定間隔で信号を発信しているので対応する機器との距離を信号の種類によって把握可能となっています。

温度・湿度ビーコンは温度・湿度を計測し情報を送信しています。センサー自体は高機能冷蔵庫や家庭用エアコンでも採用されているので想像しやすいかもしれませんね。

これらのビーコンとゲートウェイと呼ばれる親機を組み合わせることによって情報を得られます。通信方式はBluetooth(BLE)で常時発信し続けています。得られた情報はデータとしてクラウドやオンプレミス(ローカルのサーバなど)環境に蓄積可能です。これによってこれまで人的リソースを割いていた様々な計測などの情報収集を自動化することでコスト削減に繋げることが出来ます。

【用語:BLEとは?】
正式にはBluetooth Low Energy と呼ばれる規格になりますが、一般的には Bluetooth 4.0 と言ったほうがわかりやすいかもしれません。 Low Energy と表記されるように低電力消費・低コスト化に特化した規格になりますが、それ以前(旧世代)の Bluetooth 規格とはその設計思想は別物となっており変更点が多いために互換性はありません。2019年時点ではこの規格が登場して10年が経過していますので現在発売されているPCやタブレット・スマホ端末は旧世代のBluetooth 規格を搭載した端末は無いので互換性の点で心配する必要はありません。

クラウドサービスによるデータ蓄積と管理

ビーコンを利用するためのシステム基本構成

さて、ご紹介したビーコンはそれぞれに面白い用途がいくつも思いつくと思いますが、今回はそれら4種のビーコンのうち「圧力検知」に注目してみていきましょう。

そもそも圧力検知ビーコンとはどのようなものでしょうか。
簡単に説明すると「感圧板にかかった圧(重さ)を接続されたセンサーが検知して信号に変換、発信する」
という仕組みですが、加圧されたかどうかを検知するだけで圧力の強度を検知する程度に留めるため、正確な重さを計測するような複雑な仕組みはではありません。このため製造費用を大幅に抑え、ビーコンを大量に必要とする場合でも導入が容易になります。

その他例えば在席確認。思えば学生時代に代返屋という謎の商売が学生間で流行っていた記憶がありますが、真面目な利用方法で考えるとセミナーやイベントなどで正確な受講者来場者数をカウントすることもできますし、ビジネスシーンでも顧客の待ち時間状況を椅子の使用状況で確認することも出来ます。働き方改革などでフリーアドレス制を導入している場合、どこの座席が長時間利用されているかで休憩を促す健康管理や着座マーケティングも可能になりますね。

スマートオフィス化した際の健康管理の例

どの席がどのくらいの時間専有されているのかがわかるので、管理者が休憩を促すこともできるようになります。
または、タバコ休憩が多いアノ社員のサボり時間特定も可能になったりするかもしれません。

CSVによるレポーティングデータ

次に、どのようなデータが得られるのかを具体的に見ていきましょう。

ロギングデータ保存期間
3秒丸め生データ 1週間
30秒丸めサマリデータ 1ヶ月
データ項目
生データ 【受信日時】【センサータイプ】【Major】【Minor】【名称1】【名称2】
サマリデータ 【着座開始日時】【着座終了日時】【センサータイプ】【Major】【Minor】【着席番号】【材質時間】

データ形式は汎用性のあるCSV出力

データの発信タイミングはn/1000secとなるため全てを記録すると大変なことになります。このためレポートデータはこれらを数秒~数十秒単位で一つの括りとした「丸めデータ」と呼ばれる形式にして保存することになります。これにより把握しやすい秒単位や分単位で利用状況を把握することができます。

今後の新製品への対応と展開

今後同社では感圧チェアの開発も進めているとのこと。
どのような仕様で登場するのかはベールに包まれていて不明ですが、もし椅子の使用中か否かをネット上で確認できるので、混雑する会議室の待ち時間情報を入手できたりとアイデアが広がりますね。

とは言うもの、社内リソースだけで導入となるとややハードルは高め(設定から導入までの手間:感圧ビーコン製品を導入してゲートウェイを用意してサーバーを準備して……)。

でもご安心を。これら今回ご紹介のアイテムやサービスは当社で導入相談可能となっています。

画像は製品とは関係ないイメージです。

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